2021年2月24日

建築家展2021|根本建築設計事務所

根本洋一朗/根本建築設計事務所

“No misstion is impossible.”(不可能を可能に!)

建築には、さまざな人と人との出会いがあり,その結びつきが広がることによって、大きな「人の和」を生み出す重要な役割を持っています。どんなに優秀な建築家もひとりでは何も生み出すことができません。ひとつの建築にそれぞれの役割でたづさわった多くの人々が感動と幸せを感じられるような建築の創造に努力していきたいと思います。


1 みらいの苑

みらいの苑

敷地はつくばエクスプレスのみらい平駅完成に伴い新しく開発された住宅地の一角です。若い世代の多い住宅地に溶け込み且つ、シンボルとなるような保育園を目指し、全体のイメージはブルックリン調としました。外観は植栽や園庭が映える落ち着いた配色とし、反対に内観は白を基調とした明るくかわいらしくすることで建物に強弱を付け、印象的なイメージを持つように配慮しました。園庭はゴムチップ舗装と人工芝によりケガがしにくく、埃が舞い散らないよう配慮しております。玄関兼アトリエでは工作活動の部屋として利用するため、汚れてもいいように床はコンクリートのたたきとし、中央に手洗い器を設けました。保育室1は調理室とも繋がっており、ランチスペースとしても利用ができます。保育室2には格子で区切られた空間を作る事で、用途を変えて使用できる空間を用意しました。保育室3には一部キッチンスペースを設け、園児達が調理を行うことができるようにしました。各保育室の床は無垢フローリング材と床暖房を設置しているため、冬場も暖かく快適に過ごせます。図書コーナーは園児達が楽しめるよう他の部屋と差別化し、純和風に仕上げました。従来の保育園のイメージとは違う都会的で心地よい園舎が完成しました。

敷地面積  1,790.61㎡
建築面積 491.55㎡
延床面積 438.89㎡
構造/階数 木造/平屋建て
用途 保育園


2 水戸駅北口休憩所

水戸駅北口休憩所

水戸市では水戸駅から弘道館までの通路を計画中であり,その一環として水戸駅北口のペデストリアンデッキに伊勢神宮より式年遷宮の際に譲与された建物である弘道館鹿島神社のレプリカを置き、その先の弘道館鹿島神社へと誘導したいという要望によりこの建物を計画した。この建物は休憩所やステージとして使用や、物産展を開催する会場として使用することも想定している。


根本洋一朗/株式会社根本建築設計事務所

■profile 
1961 茨城県生まれ
1984 日本大学工学部建築学科卒
1984 日本大学工学部建築学科卒
1989 (有)根本建築設計事務所入所
2000 ㈱根本建築設計事務所専務取締役
2013 ㈱根本建築設計事務所代表取締役

■works
2008 水戸市立常磐小学校増改築工事
2009 大洗の家新築工事
2010 三の丸歯科新築工事
2011 御前山保育園改築工事
2012 神崎寺震災復旧及観音像設置工事
2013 特別養護老人ホーム松栄荘改築工事
2014 杉の子幼稚園新築工事
2015 北茨城消防本部庁舎新築工事
2016 水木わかば幼稚園新築工事
2017 (株)中川製作所工場増築工事
2018 金上保育園新築工事